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偽Fusion (250ccスクーター)メンテ記録のページです


8月21日(土) 

ツールボックス、テスターなどを持ってフュージョンがどんな状態かを下見に行った。

(所見)

・バッテリー上がり(完全放電で0ボルトになってしまっているため、充電してもダメ。要交換)

・とりあえず車のバッテリーからブースターケーブルで始動を試みるが爆発あるものの、回転は続かない。

・キャブレター内のガソリンが腐敗して、ジェット類は全て緑青をふいて詰まっている)

・フロントブレーキのディスク板は、激しく錆びてザラザラ(車輪は回る)、マスターシリンダー上のリザーバーにあるサイトグラスがボロボロ。

・外装のプラスチック部分は、紫外線でやられて白っぽくなっているが、パールホワイトのボディーだけは、まだ艶がある。

・Fウインカーレンズとテールレンズは、ホワイトレンズ仕様だが、古めかしく変色してしまっている。シートに破れは無い。

・ハンドル周りのスイッチ類は、接触不良状態。ホーンは鳴らない

・アルミ部品、鉄部品、メッキ部品に錆びが進行している。燃料タンクはガソリンが少し残っており、まだ使えそう(錆びも少なくOK)

・タイヤは、空気が抜けているだけで充填すれば、まだ使えそう。

・オドメーターは、約1000kmを指しており、ディスク板、タイヤ等減っておらず実際にあまり使われなかった車両のようだ。 

  
  車のバッテリーでエンジン始動してみる               Fブレーキリザーバーのサイトグラスはボロボロで液漏れ       渋すぎる日焼けホワイトレンズ  

大体のコンディションを把握したところで、今日はおしまい。キャブレターを外して持ち帰る。

次回来る時には新品のバッテリーと、オーバーホール済みのキャブを持って再TRY。

8月22日(日)

キャブレターをオーバーホール

出来るだけ分解して、汚れ、錆び、詰まりを取り除く。パッキン類は、比較的良好だったのでそのまま使用。

ジェットの詰まりは細めワイヤーブラシの素線を1本ほぐした物で何とか通した。その後パーツクリーナーで洗浄。

フロート、フロートバルブの状態もOK、パーツクリーナーを全ての穴からスプレーして詰まりを取り除く。

バタフライバルブ、負圧ピストン、ダイヤフラムなどもばらしてチェックしたが、OKだった。

   
 上からMJ、PJ、一番下(固定)は不明           MJ:#110  PJ:#38 が入っていた              組みあがり キャブ型式:ケイヒンVE30

 

8月28日(土)

フュージョン引き取り

スーパーチープツールジャパンで買った新品のバッテリー(12BS:¥4980)とキャブ、空気入れ、そして工具類を持って義父の家へ向かう。

まずタイヤに空気を入れる。10インチのリアタイヤはマフラーに邪魔されて何と入れにくいこと!マフラーの熱い時は不可能と思う。

キャブとバッテリーを付けて暫くクランキングすると始動し、正常にアイドリングしている。暖機後キャブ調整を行いシートを取り付ける。

壊れたブレーキリザーバーのサイトグラスには、応急処置として蓋をつくり、液漏れを防いだ。

走り出すと、RV125に比べ低速から太いトルクでドドドーと加速するのと低い目線のせいで実際よりスピード感が速く感じる。

ハンドリング的には、古めかしい直進安定重視のセッティングで、曲がり易いRV125と対照的である。どちらかと言えばのんびりツーリング向きだ。

慣れないフットペダルによるリアブレーキとあまり効きの良くないフロントブレーキのため、ゆっくり走って無事に実家のガレージに到着した。

我が家は、屋根なし駐車場のため車で10分ほどの距離にある実家のガレージでレストア作業を行うことにしたのだ。

 
 特徴のあるデジタルメーター                        すごい色の元ホワイトテールレンズ

 

8月29日(日)

まずハダカにして健康診断から

長く放置されていたものを、動くようになったからといってすぐに長距離ツーリングに使用する訳にはいかない。

一度全部バラしてチェックしておかないと、安心できない。そして分解/組み立てしながら構造を理解しておけば、いざという時に慌てなくて済むのだ。

  
 フロントカウルを外す                              マフラーを外す  錆びたリアショックが見える               マフラーに耐熱塗料をスプレー

  
 セキュリティーが付いていたが・・・                        リアトランク内には、カーステが・・・                     シートを外してエンジンを見る

セキュリティーが装着されているが、コマンドキーが無い為、役に立たない。また、「凱旋」と書かれたカーステレオも付いているのだが、壊れているようだ。

どちらもとりあえず、取り外してしまおう。

マフラーも錆びがひどかったため、はずして錆び落としし、耐熱ブラックで塗装しておく。

タイヤは、9分山残っているが、メーカーはチェンシン製だ。グランドアクシスの純正タイヤもチェンシンだったが、減らない代わりにグリップしなかったと記憶している。

 

手当たり次第に部品を外しているうちに、中国語のシールや刻印がそこらじゅうにあり、あるはずのHONDAロゴはどこにも無いことに気づく。

あれれ、もしかしてこれは・・・・偽フュージョン?

気になって後からネットで調べてみると中国の CF moto という会社が製造しているCF250T というスクーターであり、あちらではFASHIONとネーミングされているらしい。 いわゆるパチもんフュージョンである。

   
 リアトランクは、こんなフレームに乗っています            プーリーカバーとエアクリーナー                      灰色の板はマフラーからの遮熱板

 

9月3日(金)

 引き続きバラして点検、綺麗にして組み付け

サスはとりあえずオイル漏れやピストンロッドのさび、曲がりもなく良さそうだがシリンダーの錆び落としして銀色のスプレーペイントしておく。上側のゴムブッシュは、サイドスタンドで長期間駐車していたからか、へたって長穴に変形していたので90度まわしておいた。

カーステレオの配線はメーカー純正らしく他のハーネスとキッチリ一体で施工されているので取り除かず丸めておいた。後で気が変わってカーステでもつけようか・・となった時、役にたつかもしれない。

エアクリーナーは、砂埃が入り込んでいるだけでエレメント自体は走行距離1000kmを実証する綺麗な状態だった。

アルミ製のプーリーカバーは、黒色塗装の下から腐食しているので、これをきちんと取り除いてから、ガンメタ色でスプレーペイントを行った。

当然プーリー&ベルトもチェックしたが、良好だった。(ベルト幅は約21mmあり、殆ど新品状態だと思われる) それにしても125ccクラスに比べるとかなり大きくて頑丈な駆動系だ。

  
リアサス左右で下側取り付け部形状が異なる。イニシャル調整なし    フロア出っ張りの中に金属製12ℓ燃料タンク                外したオーディオのハーネスは、丸めておいた

  
 エアクリーナーエレメント(ペーパータイプ)               腐食だらけのプーリーカバー                      駆動系(125ccに比べるとかなりごつい)

 

9月5日(日)

次の週末には、奥日光方面へ高速道路を使用してツーリングに起用するつもりなので、とにかくまともに走れるようにしなければならない!

まずフロントディスクブレーキだが、ディスクのサビサビをサンドペーパーで出来るだけおとす。そしてボロボロに穴があいているマスターシリンダーのリザーバーサイトグラスは手元にあったアクリル板を丸く削って丁度良い大きさに調整しエポキシ系接着剤で貼り付けておいた。ブレーキフルードで溶けるかどうかは、テストする時間が無かった(溶けてきたらまた考えることに・・・)
そして、ブレーキフルード入れ替えとエア抜き作業を行った。

初めから付いていたセキュリティーシステムだが、このコネクターを外して本体を取ってしまうとエンジンは、かかるのだがキーをOFFにしても止まらない事が判明。セキュリティーの基板をみると「Steel mate」と書かれている。これをキーワードにインターネットで検索をかけてみると新型「Steel mate 986」が¥7800で販売されていた。コネクターの形状、ピンアサインやリード線の色まで同じだった為これを通販で申し込んだ。
3日後には、手元に届き早速取り付けてみるとピッタリ適合。リモコンでエンジンスタート/ストップまで出来てしまった。

もう、ツーリングには必須となったカーナビを装備するのだが、RV125の時と同じやり方でホンダフィットのアクセサリーソケットをつけ、配線した。
あとは、ウェストバッグに仕込んだカーナビ・ゴリラをハンドルに巻きつけてストラップの長さを少々調整するだけでOKだ。
GPSアンテナを貼り付ける金属板が無かったのでサーモンの缶詰のフタが鉄製だった為これをハンドルポストに両面テープで貼り付けた。

  
 メンテナンスパネルにカーナビ用電源ソケット取り付け           カーナビ・ゴリラ取り付け状態                          電源プラグ取り付け状態

9月6日(月)

とりあえず動くようになった偽フュージョンをテストの為、通勤に使用してみた。スタートは力強いが、なんとなく頼りないエンジン音で、アクセルOFFの減速時は、アフターバーンをおこしてマフラーからパンパン音が出ている(これは、本物FUSIONでもよく発生するらしい)そしてマフラーからは、耐熱塗料が焼けてボウボウ煙が出て異臭が・・・。

30kmほど走ったところで、速度が上がってくると水温計が見る見る上がっていき、とうとうレッドゾーンに突入!仕方ないので、安全な場所を見つけてアイドルで様子をみる。電動ファンがブンブン回っており水温計が下がり始めたところでエンジン停止し、暫し休憩。この日は外気温が30℃を超えて暑かったせいもあるが、それにしても水温が高すぎである。これでは、高速道路や山岳路の登坂は到底無理だ。

職場には何とか遅刻せず到着。水温が下がった後で冷却水量を点検するが、しっかり入っているのでサーモスタットや冷却水系統の詰まりかも知れない。

9月10日(金)

ツーリングを明日からに控えてとりあえず、エンジンオイル、ミッションオイル、クーラントの交換を実施。エンジンオイルもミッションオイルもかなり汚れが目立った。、抜いたクーラントに至っては、バスクリン入り味噌汁のようなスゴイ状態だった。水道水を注入してエンジンを始動し水温が上がるまで待って排出すると濁った液が出てくる。これを何回か繰り返してフラッシングし、最後にクーラントを入れて空気抜きを行い、リザーブタンクにも注入して完了。
試運転のため近所を走ってくるが、水温は3〜4目盛りで安定し、だいぶ良くなったようだ。

  
 エンジンオイル交換とフィルター点検                      エンジンオイル                                ミッションオイル

9月23日(木)

オークションで手にいれたフロントウィンカーとテールランプの交換をした。
テールは問題なく交換できたが、フロントウィンカーは、微妙にボディーとフィットしない。無理につけようとしてレンズの端が少し割れてしまった。
どうしても隙間が出来てしまため、ホットボンドを注入して整形した。1m離れればわからないハズ。

これで、古めかしい感じがかなり改善されたと思う。

  

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